みやま食品工業の駄菓子
さくら大根を生んだ、千葉の元祖メーカー(2019年廃業)。
本社 千葉県我孫子市
みやま食品工業のものがたり
みやま食品工業は千葉県我孫子市にあった漬物・駄菓子メーカーで、駄菓子の定番「さくら大根」を生み出した元祖として知られる。「さくら大根」は昭和32年(1957年)に販売が始まったとされる。
誕生のきっかけは偶然だったと伝えられている。同社はもともとスモモの駄菓子を作っており、ある時、大根の沢庵漬けの切れ端がスモモの調味樽に落ちて漬かってしまった。それを口にした従業員が「これはいける」と感じたことから、スモモの販売ルートである駄菓子業界向けの新商品として「さくら大根」が企画された、という逸話が残る(あくまで伝えられる秘話としてのもの)。
スライスした大根を甘酢で漬けた「さくら大根」は、関東を中心としたローカル駄菓子の代表格として長く親しまれた。しかし設備の老朽化と後継者問題から、みやま食品工業は2019年4月末に「さくら大根」の営業権を栃木県の遠藤食品へ譲渡し、同年に廃業した。元祖メーカーとしての役割はここで幕を閉じ、味とブランドは遠藤食品に引き継がれている。
- 「さくら大根」を生んだ元祖メーカーだが、2019年に廃業し、ブランドは遠藤食品(栃木県佐野市)へ引き継がれた。
- もとはスモモの駄菓子メーカー。大根の切れ端がスモモの調味樽に偶然落ちたのが「さくら大根」誕生のきっかけと伝えられる。